ビッグワードで1位の獲得と維持。社内全体のスキルアップにも
株式会社ネクストレベル
業種 | 婚活、人材を中心としたWEBメディア運営 |
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課題 | アクセス数の下落 |
URL | https://jsbs2012.jp/ |
婚活メディア事業をリードしてきた株式会社ネクストレベルの運営する『マッチングアプリ大学』では、「マッチングアプリ」というビッグワードで検索1位を維持し続けています。SEOにおいてクヌギを頼っていただいた経緯や、依頼前後での変化を、Division Managerである白崎さまにお話を伺いました。
伸び続ける市場に対して減り始めたアクセス数。施策も手詰まりに
― どういった部分にお悩みを持たれてSEOコンサルティングを検討されたのでしょうか。
「マッチングアプリ大学」は、結婚したいと思っている独身の男女に対して、出会い方そのものや理想的な恋人の探し方、また恋愛ノウハウといった、婚活に関するさまざまな「学び」を提供するメディアです。運営を開始した2016年にはマッチングアプリ自体の知名度が低く競合も存在しなかったので、特に対策をしなくてもアクセスは順調に伸びていきました。しかし、マッチングアプリが広まるにつれ徐々に競合が増え始め、「さすがに何かしないと」と感じたんです。そこで社外の意見も取り入れようと思い、SEOコンサルティングを検討しました。
― クヌギにご依頼いただく以前は自社のみで制作・運営されていたんですよね?
はい。一部コンテンツでは外部ライターさんに依頼することもありましたが、ほぼインハウスで対応していました。弊社の代表がSEOに精通しているので、代表に相談しつつひたすらコンテンツをアップしたり、オリジナリティのあるコンテンツを増やしてみたりと画策しました。とはいえ代表も社長業で日々多忙なので、私の力だけで成果を出すのはなかなか難しく、メディアも伸び悩み、当時はちょっとしんどかったですね。
売上のある記事に入れたnoindexが今の成果につながった
― お取り組みを開始してから「SEOでやるべきこと」についてのイメージは変わりましたか?
そうですね、以前はコンテンツ単位で評価されている認識でしたが、サイト全体の評価もとても重要なんだと実感しました。依頼し始めた2019年頃はちょうどYMYLのアップデートが頻繁になってきた時期で、SEOの常識もガラッと変わったんじゃないでしょうか。そのタイミングで外部からの新しい知識やノウハウを取り入れられたのは非常にラッキーだったと感じています。
コンテンツに関しても、弊社は「婚活」という限定的な領域の知識しかないので幅広いジャンルのサイトを見ていらっしゃるクヌギさんの知見を得られるのは本当に参考になりました。
― 思い出に残っている施策や印象的な提案があれば教えてください。
YMYL対策ですかね。どうしてもnoindexしたほうがいいコンテンツって出てきますよね。でもそれが売り上げに繋がっていたりするんですよ。私自身、売り上げにも責任を持つ立場なので、そうしたコンテンツを非公開にするのはけっこう勇気が必要で……。「なんてもったいないんだ」と涙しながら非公開対応していったのは思い出深いです(笑)ただその後の経過を辿るときちんと数字で成果が現れているので、目先の売上惜しさに対策を怠らなくてよかったです。
あと、マッチングアプリ大学はGoogleのアップデートの影響を顕著に受けていました。例えば2020年5月頃のコアアップデートでアクセスがほぼ半分まで下がりましたが、その後12月のアップデートでは4倍ほどまで大きく伸びました。がくんと下がると焦りますが、毎回クヌギさんに的確なアドバイスいただきながら、落ちて戻ってを繰り返してここまで伸びてきました。
― YMYL対策が話題に上がりましたが、コンテンツの制作方針にも大きく影響しますよね。そのあたりは社内でどう議論されていますか。
難しい部分ですよね。当然読者のことを考えると大切な心掛けですが、あまり厳密でもつまらないコンテンツしか作れなくなるんじゃないかな、と思ったり。書けない表現がある中でどうやって面白いコンテンツを作っていくかというのは、社内でも苦労しています。婚活領域というのがまた少々特殊なので四苦八苦していますが「ポジティブに面白く、わかりやすく伝える」というのが落としどころなのかなと思っています。
分析の重要性に気付き、現在ではヒートマップを自社開発するほど
― 制作体制などに変化はありましたか?
制作体制自体あまり変わっていませんが、リライトや編集を頻繁に行うようになりました。昔はアクセスが上がってきたものや売り上げに繋がっているコンテンツを優先的に手直ししていましたが、今ではどのコンテンツも極力定期的に見直して最新情報になっているかなどチェックしています。
それから、これが一番大きい変化だと思うんですが、クヌギさんに依頼してからヒートマップを用いた分析が社内に浸透しました。元々は見方も独学だったので、使い方とその重要性に気付き、今では自社仕様のヒートマップを社内で開発しているほどです。
― ヒートマップを自社開発されているんですか! 社内に柔軟な開発環境があるのはうらやましいです。
ありがたいことですよね。元々は他社のヒートマップツールを使っていましたが、分析にも慣れ、やりたいことが増えてくると、どうしても限界を感じてくるんですよね。自社のヒートマップツールで興味深いデータも得られているので開発担当にお願いした甲斐がありました。
社内全体が互いに具体策を出し合えるまで成長できた
― 現在「マッチングアプリ」というKWで1位を獲得しています。KWを維持する中で、コンテンツ制作における悩みや課題は変わってきましたか?
時代に合わせてキーワードに求められるユーザーニーズが変化していると感じるため、それを察知して情報を刷新していかなくてはいけない課題が生まれました。例えば、弊社が調査した結果では、マッチングアプリ自体の認知度がこの5年間でほぼ100%くらいになりました。
参考:マッチングアプリの認知度は5年間で50%からほぼ100%に!認知度が上がった理由とは?
その影響なのか、読者が知りたい情報のフェーズが変わってきたように感じます。これまでは「マッチングアプリと出会い系との違い」や「どんな人がいるのか」「本当に出会えるのか」「怪しくないか」といった基本的な情報へのニーズが多かったんですが、徐々に「真剣に相手探しを考えている人はどのくらいいるのか」「本当に結婚まで至ることができるのか」「自分も出会えるのか」といった、より具体的な情報やデータを求める方が増えてきていますね。最近ではアンケート調査なども頻繁に行い、必要に応じてデータも交えた納得感のあるコンテンツ作りを心掛けるようにしています。
― クヌギとのお取り組みを振り返り、弊社を選んでよかったと感じた出来事があれば教えてください。
メンバーの成長がすごく大きいです。クヌギさんへ依頼してからは、新たに先生が増えたような感覚で勉強と発見の連続でした。今や社内でも分析してどう改善していくか、お互いに具体策を出し合えるほど社内全体がスキルアップしたので依頼して本当によかったなと思います。社内で学んだことや分析したことをクヌギさんから別の切り口で解説いただくことで理解が一層深まりますし質問や疑問点にも毎回明瞭に回答していただき助かっています。
― 今後クヌギに期待することはありますか?
これ以上求めることは特にないですが(笑)しいて言うなら、現状取り組んでいる施策がなかなか高度なので、社内に新しいメンバーが入ってきても知識が足りずについていけない状況が度々起きるんです。新メンバーの勉強機会について、どうしていくのが最適か一緒に考えていただけたら嬉しいですね。
クヌギ担当者からのコメント
担当コンサルタント
矢萩
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