PR 更新日 : 2024.07.31
クレジットカードの作り方 申し込みから発行までの流れ
クレジットカードを作りたいけど、作り方がわからずに困っている人は多いと思います。クレジットカードの作り方には「オンライン(インターネット)申込」と「店頭申込」「郵送申込」「電話申込」の4種類があります。
どの申込方法にもメリットとデメリットがあるので、それぞれの特徴を知ったうえで自分に合ったものを選択しましょう。
クレジットカードを申し込むときに用意しておくべきもの
クレジットカードを申し込むにあたっては、原則として以下のものが必要になります。
対象者 | 必要なもの |
---|---|
全員 | ・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど) ・カード代金引き落としに使う口座 ・連絡先の電話番号(携帯でもOK) ・カードを受け取れる住所 |
20歳未満の申込者 | ・親権者の同意書(カード会社により異なる) |
クレジットカードを申し込むときに必要なものは、20歳未満とそれ以外で異なる場合があります。
20歳未満の申込者は、本人確認書類や銀行口座などに加えて、カード申込に親権者が同意していることを証明するための同意書を提出するよう求められることがあるからです。
カード会社によっては親権者の同意確認を電話連絡で行っているので、その場合は親権者の同意が必要な場合でも、同意書の提出は求められないことがあります。
また、店頭カウンターで申し込む場合は引き落とし口座のキャッシュカードが必要になるなど、申込方法によっては追加で必要なものが出てくることがあります。
引き落としに使う口座は本人名義のものを用意する
クレジットカード代金の引き落としに使う口座は、原則として本人名義のものである必要があります。
カード会社の中には、一定の条件の範囲内であれば他人名義の口座を登録できるようにしているところもありますが、高校卒業後は本人名義の銀行口座が必要になる場面が増えてくるので、持っていない人はこれを機に作るのがいいでしょう。
クレジットカード代金の引き落としに対応している口座はカード会社によって異なります。そのため、これから口座を作る場合は、カード会社の公式サイトで引き落としに対応している銀行や信用金庫などを確認してから作り始めるようにしましょう。
どの銀行の口座を作るべきか悩んだ場合は「自宅や職場の近くに支店がある」「住んでいるエリアで人気がある」など、自分にとって使いやすい銀行や信用金庫などを選ぶのがいいかもしれません。
カード会社に申告する住所は本人確認書類の住所とそろえる
カード会社に申告する住所は、本人確認書類に記載されている住所とそろえましょう。本人確認書類に記載されている住所とカード会社に申告する住所が異なっていると、クレジットカードに申し込めなかったり、申し込めても受け取れなかったりするケースがあります。
「今の住所が書かれた書類を用意できないが、すぐにカードを発行する必要がある」などの事情がある場合は、カード会社に相談してみてください。
クレジットカードを作るときの流れ
クレジットカードの申込方法として現在もっとも一般的なのはインターネット申込です。
【インターネットからクレジットカードに申し込むときの流れ】
- 申し込みたいカードの公式サイトにアクセスする
- 申込フォームに必要事項を記入
- 審査結果を待つ
- カードを受け取る
インターネット申込は、原則24時間365日、いつでもどこでも手続きできます。そのため、早朝や深夜などにしか時間をとれない人も利用しやすいです。
入力した情報がすぐにカード会社へ送信されるので、書類を準備したり郵送したりする時間もかかりません。
ただ、カード申込の過程で不明な点が出てきたときは、カード会社のコールセンターに問い合わせなければならないので、初めてのカード申込に強い不安を感じている人には向かない方法かもしれません。
国際ブランドの種類はクレジットカードの作り方に影響しない
クレジットカードの作り方と国際ブランドに関係性はありません。国際ブランドの種類がクレジットカードの作り方に影響することはないので、覚えておきましょう。
国際ブランドとは「世界各地に数多くの加盟店を持ち、国際的に通用するクレジットカードブランドのこと」です(※参考:経済産業省「キャッシュレス関連用語集」)。
具体的には、VISA(ビザカード)、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなどが挙げられます。
クレジットカードを発行しているのはカード会社であり、国際ブランドではありません。国際ブランドはクレジットカードに搭載される機能の一部のようなものなので、選択する国際ブランドによって作り方が変わることはないのです。
そのため、クレジットカードを作るときは自分が申し込みたい国際ブランドを選択すれば問題ありません。
クレジットカードが届いた後にやるべきこと
申し込んだクレジットカードが届いたら、カードを使い始める前に以下のことを済ませておきましょう。
【クレジットカードが届いた後にやるべきこと】
- カードに刻印された氏名が正しいことを確認する
- カード利用枠を確認する
- カード裏面にある署名欄にサインする
上記の3点を行わずにクレジットカードを使い始めると、後から思いがけない失敗に見舞われる危険性があります。
失敗してから後悔しないためにも、必要なことを済ませてからカードを使い始めるようにしましょう。
カードに刻印された氏名が正しいことを確認する
クレジットカードが届いたら、カード左下にある自分の名前が正しく刻印されているか確認しましょう。名前に間違いがあると、クレジットカードの利用を拒否されるおそれがあるからです。
カード左下にある名前の刻印はローマ字で刻まれています。海外でクレジットカードを使う場合はパスポートの提示を求められることがありますが、パスポートとクレジットカードのローマ字表記に違いがあると「本人確認ができない」という理由でカードの利用を断られるケースも想定されます。
スペルに誤りがあった場合はカードの作り直しが必要なので、カード会社のコールセンターに問い合わせましょう。
カード利用枠を確認する
クレジットカードが届いたら、カードの利用枠を確認しましょう。利用枠を確認しないままクレジットカードを使い続けると、カードを利用しすぎたり、必要なタイミングで使えなくなったりするおそれがあるからです。
利用枠とは、そのクレジットカードで買い物できる金額の範囲を示したものです。たとえば、利用枠が50万円のクレジットカードの場合は、最大50万円まで買い物をすることができます。
利用枠はカード会社に利用代金を支払い、カード会社が支払いを確認できたタイミングで元に戻るのが一般的です。
クレジットカードを利用してから利用代金を支払うまでは最大で2か月のタイムラグがあるので、早々に限度額の上限まで使ってしまった場合は2か月近くカードを使えなくなるおそれがあるのです。
利用限度額の確認方法はカードの受け取り方によって異なります。カードが郵送で送られてくる場合、クレジットカードは台紙に貼り付けられた状態で封筒の中に入っています。
利用枠はカードが貼り付けられている台紙に記載されているので、書かれている内容をしっかりと確認しましょう。
カードを店頭カウンターで受け取る場合は、スタッフが利用枠を伝えてくれる可能性が高いです。教えてもらえなかった場合はカード会社のコールセンターに問い合わせるか、カード会員専用のWebサイトにアクセスして確認しましょう。
利用限度額の上限まで使い切ってしまった場合は繰上返済を検討する
クレジットカードを作りたいと思っている人の中には、1枚目のクレジットカードの利用限度額が低いために2枚目を作ったけど、2枚目のカードの利用限度額も低くて困っている人がいるのではないでしょうか。
クレジットカードを利用限度額の上限まで使い切ってしまった場合は、繰上返済を検討してみましょう。繰上返済を利用すれば、利用限度額を元に戻すタイミングを早めることができるからです。
繰上返済とは、本来の支払日よりも前に利用代金の一部もしくは全部を支払うことです。クレジットカードの利用代金はカード会社が支払いを確認した2〜3日後に元に戻るケースが多いので、本来の支払日よりも早く返済すればその分だけ利用限度額が元に戻るのを早めることができます。
繰上返済を希望する場合は、カード会社への事前連絡が必要になるケースがあります。繰上希望するときは、カード会社の公式サイトなどで手続方法を確認しておきましょう。
カード裏面にある署名欄にサインする
クレジットカードが届いたら、カード裏面にある署名欄にサインすることを忘れないようにしましょう。
カード裏面にサインがない場合は、不正利用に遭っても補償してもらえないおそれがあるからです。
クレジットカードには、不正利用に遭ったときに補償してもらえる制度があります。
補償を受けるには一定の条件を満たしている必要があり、カード裏面のサインも条件のひとつとなっています。
補償が適用される場合は損害額の支払いを全額免除してもらえる可能性がありますが、補償が適用されない場合は全額支払う義務が発生します。
不正利用に遭ったときに補償を受けられるよう、サインしてからカードを使い始めるようにしましょう。
学生はクレジットカードを作れるのか?
学生でもクレジットカードは発行できます。ただし、ゴールドカードやプラチナカードなどの場合は、学生の発行は不可となっているものもあります。
すべてのクレジットカードに申し込めるわけではないので、申込の際はカード会社の公式サイトなどで申込条件を確認するのを忘れないようにしましょう。
なお、複数のカード会社に電話で「アルバイトをしていない学生でもクレジットカードを発行できますか?」と質問したところ「審査に通過すればカードを発行することは可能です」という回答を得ることができました。
年収欄の書き方については「ゼロと記入してほしい」「ゼロでも構わないが、仕送りなど毎月受け取れるお金があるならばその金額を記入して欲しい」など、回答はさまざまでした。
カード会社によって書き方は異なる可能性があるので、申込手続きを始める前にカード会社に問い合わせるのがいいでしょう。
無職の人はクレジットカードを作れるのか?
クレジットカードを作るには、原則として収入が必要です。ただし、無職の人でも条件によってはクレジットカードを作れます。
たとえば、親や配偶者など自分を扶養してくれる親に安定した収入があれば、無職でもクレジットカードを作れる可能性があります。
また、親がすでにクレジットカードを持っている場合は、そのカードに追加する形で家族カードを発行できる場合もあります。
クレジットカードを選ぶときのポイント
クレジットカードに詳しくない人や初めてクレジットカードを作る人のために、クレジットカードを選ぶときのポイントを紹介します。
年会費と機能・特典のバランス
クレジットカードの機能や特典は、カードによって異なります。年会費が高いカードほど、機能や特典は充実する傾向があります。
貯まるポイントなどもカードによって異なるので、自分の生活や目的に合うカードを選ぶことも大切になるでしょう。
たとえば、よく利用するショッピングサイトやスーパーなどが決まっている場合は、そのお店でポイントが貯まりやすく使いやすいカードを選ぶのも選択肢のひとつです。
クレジットカードの発行を検討している人は、カードに付帯する特典や機能が自分に合っているかどうか、また年会費を負担に感じないかどうかも意識しながら情報を調べるようにしましょう。
自分が安心できるセキュリティ対策が備わっているか
クレジットカードは現金なしで買い物できるという便利な点がある一方で、不正利用されるおそれがあるという危険性もあります。
そのため、不正利用されたときでも適切に対応してもらえそうなカード会社を選ぶのもひとつのポイントになるでしょう。
基本的に、クレジットカードに付帯するセキュリティ対策機能はどれも似通っています。しかし、カード会社の中には基本的なセキュリティ対策のほかに、独自の対策を実施しているところもあります。
クレジットカードに安心と安全を求める人は、発行を検討しているクレジットカードのセキュリティ対策を比較するのもいいかもしれませんね。
おすすめのクレジットカード
おすすめのクレジットカードを紹介します。
三井住友カード | JCB CARD W | 楽天カード | イオンカードセレクト | エポスカード | |
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年会費 | 通常 1,375円(税込) インターネット入会で初年度年会費無料 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
通常ポイント還元 | 0.50% | 0.6~1.0% | 1.00% | 0.50% | 0.50% |
発行スピード | 最短3営業日 | 最短3営業日 | 通常1週間~10日 | 通常1~2週間 ※「即時発行カード」は最短即日 |
最短即日 |
国際ブランド | Visa Mastercard |
JCB | Visa Mastercard JCB American Express |
Visa Mastercard JCB |
Visa |
申込 |
FP監修者プロフィール
人物 | |
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氏名 | 伊藤 亮太 |
職業 | ファイナンシャル・プランナー |
保有資格 | CFP DCアドバイザー 証券外務員 |