PR 更新日 : 2024.09.17

お金を貯める方法 貯蓄できる人の考え方も紹介

毎月一定もしくはそれ以上のお金を貯めることができる人は、貯蓄(貯金)について共通する考えがあり、いくつかの方法で貯蓄(貯金)を行っていることが多いです。

この記事では、お金を貯める方法を知りたい人に向けて、コンスタントにお金を貯めることができる人の考え方、お金を貯める方法を紹介します。

お金を貯めることができる人の考え方

毎月一定のお金を貯めることができる人は、「支出=収入ー貯蓄(貯金)」という考え方を持っていることが多いです。収入が発生するタイミングで、まず最初に貯蓄(貯金)分のお金を分けることによって、毎月一定のお金を貯めています。

一方、毎月一定のお金を貯められない人は、「貯蓄(貯金)=収入ー支出」であることが多いです。収入を使った後に残るお金だけ貯蓄(貯金)するスタンスだと、毎月一定のお金を貯めるのは難しく、貯蓄(貯金)できない月があっても不思議ではありません。

お金を貯めたいのであれば、「支出=収入ー貯蓄(貯金)」という考え方を持ちましょう。そして毎月いくら貯蓄(貯金)するのかを決め、収入が発生したらすぐに貯蓄(貯金)分のお金を分けることによって、毎月コンスタントにお金を貯めることを目指すのです。

お金をわける方法=お金を貯める方法

収入が発生したらすぐに貯蓄(貯金)分のお金を分けると、「お金を貯める」状態を目指せることが前章で分かりました。「お金を分ける方法」、すなわち「お金を貯める」方法には、おおまかに分けて、下記2つがあります。自分の利用に適している方法はどれなのかを考えながら読んでみてください。

  • 貯蓄(貯金)専用の普通口座を利用する
  • 自動積立の設定ができる金融商品を利用する

貯蓄(貯金)専用の普通口座を利用する

お金を分ける方法の1つ目は、貯蓄(貯金)分のお金を、貯蓄専用の普通口座に入れる方法です。これは思い立ったらすぐにでも実行できるお金を分ける方法と言えるでしょう。

しかし、給与の度にお金を口座移動するのはやや手間で、振込手数料がかかる場合は出費も増えます。また、普通口座は特別な手続きなく簡単に引き出せることから、ちょっとした支出増のタイミングで口座から引き出して使ってしまうこともあり得るでしょう。

普通口座を利用して貯蓄(貯金)する場合は、オンラインなど、お金の口座移動を簡単に行えて手数料もかからない口座を準備し、かつ、本当に必要に迫られない限りはお金を引き出さない固い決意が必要です。

自動積立の設定ができる金融商品を利用する

お金を分ける方法の2つ目は、自動積立の設定ができる金融商品の利用です。自動積立設定の金融商品は、お金を口座移動する手間がなく、かつ、お金を引き出すには手続きを踏まないといけないため、普通口座に比べると、貯蓄(貯金)により適したお金を分ける方法と言えるでしょう。

自動積立設定の金融商品は、自動で貯蓄(貯金)することに加えて、自動で資産運用も目指せます。毎月の給与だけではなく、ボーナスなどの臨時収入を自動積立に設定することも可能です。

金融商品は、商品によっては途中解約すると解約手数料がかかることががあるため、事前に解約手数料や解約時の条件を確認してください。また、元本保証のない商品については、元本割れのリスクも踏まえた上で利用の検討をしましょう。

さて、自動積立の設定ができる金融商品は、銀行の積立定期預金、投資信託など、多種多様です。商品を選ぶ時には、個々の貯蓄への考え方や、貯蓄を使うタイミングなどを踏まえて選びましょう。

  • 低リスクでお金を貯めたい:銀行の積立定期預金
  • 節税対策もしたい:つみたてNISA、iDeCo
  • 高リスクでも高リターンを求めたい:投資信託
  • 老後の資金作りをしたい: iDeCo
  • 資産形成をしたい:投資信託 、つみたてNISA

銀行の積立定期預金

銀行の積立定期預金とは、毎月一定の額を普通預金口座から自動振替で積み立て、一定期間の後に満期を迎える預金です。普通預金よりも金利が高いですが、低金利時代の昨今では、金利による利益は限定的と言えるでしょう。ただし、この商品は元本保証がされており、それが最大の魅力となっています。住宅資金や教育資金などの目標達成のために計画的に積み立てたい方に適した預金商品と言えるでしょう。

なお、金利や最低預入金額、預入期間などは、商品ごとに異なります。金利は、預入期間が長期であるほど有利になるのが一般的です。

NISA

NISAは、長期的な資産形成を支援する目的で創設された、一定額の金融商品投資から得られる利益を非課税にする制度です。NISAは、非課税のため利益は丸ごと資産とできる効率的な資産運用方法と言えるでしょう。

NISAには「つみたてNISA」と「一般NISA(成長投資枠)」の二つの選択肢があります。また、2024年からは制度が大幅に拡充された新NISAが始まりました。

【従来のNISA】
  • つみたてNISA:
    投資先は、一定の要件を満たす投資信託のみ(長期・積立・分散投資を促進するため) 非課税での運用は、年間40万円までの20年間
  • 一般NISA:
    投資先は、より幅広い金融商品(積極的な運用を行いたい投資家向け) 非課税での運用は、年間120万円までの5年間
【新NISAになって拡充された箇所】
  • 非課税保有期間が無期限化
  • 口座開設期間も恒久化
  • つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)の併用可能に
  • 非課税保有限度額は全体で1,800万円まで引き上げ
新NISAのつみたて投資枠は、特に、投資初心者に適していると言えます。取扱商品が金融庁の定める要件を満たした投資信託とETFに限定されており、長期・積立・分散投資に適した商品設計だからです。

投資信託

投資信託(ファンド)とは、複数の投資家から集めた資金を信託財産とし、その信託財産を運用の専門家が運用する金融商品です。信託財産は、株式・債券・不動産など多様な資産に分散投資され、運用の成果は投資家の持ち分に応じて分配されます。

投資信託は、資産運用の専門知識は不要・個別銘柄の値動きに左右されにくい・少額から投資できることから、初心者でも始めやすい投資方法と言えます。 投資信託についての詳しい情報は、「投資信託の始め方 仕組みや注意点などを解説」の記事をご確認ください。

iDeCo

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、個人が老後の資産形成を目的として運用する私的年金制度です。この制度の最大の特徴は、拠出時、運用時、受取時のすべての段階での税制優遇にあります。掛け金は全額所得控除の対象となり、運用益も非課税、60歳以降の受取時にも税制優遇が適用される設定です。

加入者は株式、債券、投資信託など多様な金融商品から自由に選択し、自己責任で運用を行います。ただし、職業や年齢、他の年金制度への加入状況によって拠出限度額が異なるため、個々の状況に応じた活用が重要でしょう。また、原則として60歳まで引き出しができないため、長期的な視野に立った運用が必要です。

お金を貯める方法を実行する時のポイント

お金を貯める方法を実行する時のポイントをお伝えします。

  • 目標を明確にする
  • 小さく始める

目標を明確にする

お金を貯める方法を実行するときは、漠然とした状態よりも、目標を明確にした方が行いやすい場合があります。目標を設定すると、貯蓄(貯金)や積立を続ける励みになり、また、途中まで続けた貯蓄を不必要に使うことの回避にもつながりやすいからです。必要に応じて、いくつかの目標を立ててみましょう。

【目標設定の例】

  • 子どもの大学や留学の資金○円を、3年後までに貯める
  • 結婚や新婚旅行の資金○円を、1年後までに貯める
  • 住み替えの資金○円を、10年後までに貯める
  • 老後資金○円を、30年後までに貯める

小さく始める

短期間で高額のお金を貯めなくてはいけない理由がない限り、お金を貯める方法を実行するときは、無理のない金額から始めるのがいいでしょう。お金を貯めるのは継続することが大切ですが、無理のかかる金額だと挫折して途中で施策を止めやすくなるためです。最初は無理のない金額から始めて、増やしても大丈夫と思えたタイミングで、少しずつ金額を増やしてみてください。

上述の「お金を貯める方法」と、並行して行うとよい施策があります。本業や副業で収入を増やすこと、収支を把握して不要な支出を減らすことです。具体的な施策はこちらの記事をご覧ください。自分に適した施策を選んで、できることから適宜行うと、お金を貯める方法を実行する際のサポートとなってくれるでしょう。

著者 : 株式会社クヌギ

2009年設立。日本クレジット協会 準会員、全国消費生活相談員協会 企業賛助会員。

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