
INTERVIEW #02
<元インハウス> 「クライアントの成果と自分の成長を実感できる仕事 — 理想の組織で活躍するために必要なこと」
幾田 健吾(2020年3月入社)
- 職種 : テクニカルSEOコンサルタント
- 仕事内容 : Webサイトの内部構造の適正化を図るための施策立案
- 趣味 : キャンプ、低山ハイクなどのアウトドア
目次
仕事のやりがいは、クライアントの成果に貢献できること

この仕事で最もやりがいを感じるのは、クライアントの売上やビジネスの成果に貢献できたときです。 クライアントの売り上げに貢献できるキーワードでサイトを上位表示させることがSEOコンサルタントの重要な役割のひとつなのですが、そのために行った分析や施策が成果を生んだ瞬間は、特に達成感がありますね。一方で、施策の効果が思うように発揮されなかった場合は、挽回するための新たな対応が求められるため、難しさを感じることもあります。
それ以上に難しいのが、クライアントの理想とSEOの現実とのギャップを埋めることです。求められているものが現実的かどうかを理解してもらうために、過去の売上データをもとに簡易的な仮説データを作成し、「定量的に見るとこのような結果が想定されます」と説明しています。
また、社内の担当コンサルタントとは「6か月以内にこの成果を出す」のような具体的な指標を共有し、達成のためのステップを一緒に考えるようにします。クライアントとの認識を早い段階で調整することが、SEOコンサルタントとしての重要なスキルのひとつだと実感しています。
目指すのは「全員が成果を出すための必要なことに向き合える組織」

私が理想とする組織は、メンバー全員が「成果を出すための必要なことに集中できる環境 」です。ただ黙々と仕事をするという意味ではなく、考えなくてもよいことに時間を割かず、本当に必要なことに向き合える状態を指します。そうすることで、クライアントの成果に最大限貢献できると考えています。
企業理念にもあるハイパフォーマーが集うチームという理想を実現するためには、技術面の支援だけでなく、成長しやすい環境や、成長に必要なストレスに耐えうる精神的なサポートも欠かせません。メンバーがクライアントの課題解決に専念できるよう、組織として最適なサポートを提供することが、より高いパフォーマンスにつながると信じています。
PMとしての責任は技術の伝承。まずは自分自身のスキルアップから

PMとしての役割を果たすには、クライアントの売上に貢献するための技術はもちろん、チーム全体で成果を出すための手法や考え方を身につけることが求められます。今後は、理想の組織を作るために必要なスキルをさらに磨いていくつもりです。
そのためには、まず自分自身が高い技術力を持ち、クライアントに確実に貢献できることが前提となります。その上で、その技術を他のコンサルタントにも伝えていくことが重要です。最終的には、クライアントの売上向上につなげるため、メンバーそれぞれの得意不得意を素早く把握し、チーム全体の力を最大化するスキルを習得することが目標です。
SEOのスキルアップだけではなく、仮説を立てる力など思考力のブラッシュアップができる環境
PMやコンサルタントとしてスキルが向上するにつれ、求められるレベルも上がり、相対的に「まだまだ足りない」と思う場面が増えるから、自分の現状に満足することはありません。理想のPM像に近づくほど、必要なスキルセットも拡大し続けるため、終わりのない成長が求められる仕事だと実感しています。
その中で、役員の皆さんからリアルタイムでフィードバックをもらえる環境は貴重です。技術面だけでなく、思考の部分に関しても支援があり、「なぜこの施策で上位表示すると考えたのか」といった仮説の立て方や、マーケティング全般の考え方についても指導を受けています。
こうした思考力はSEOで貢献できる領域を超えた本質的なマーケティングに通ずるため、長期的なキャリアアップにもつながると考えています。
良い人間関係は良い仕事から生むのがプロフェッショナル
仕事において人間関係は大事なのですが、私は以下の順番で関係性を作ること意識しています。
- まずは会社から与えられた仕事を全うする
- 仕事を通じて何らかの成果を出す
- その成果が関係性を築くきっかけになる
- 結果的に良い雰囲気が生まれる
つまり、最初から人間関係そのものを重視するよりも、成果を起点として生まれる関係性は価値が高いと考えています。極端に言えば、仲が良くなくても成果が出せるチームの方が、プロフェッショナルとしては理想的ではないでしょうか。
入社前と入社後で仕事に対する姿勢のギャップをほとんど感じなかったことも、この考え方に影響しているかもしれません。学生時代に矢萩さんがCSS Niteというセミナーイベントに出演したときの動画を観ていたのですが、そのときの話し方やスタンスが入社後も変わらなかったこと。また、新城さんや当時のコンサルタントからのサポートも、想像していた通りの環境だったので、違和感なく馴染むことができました。
「できなかった」経験が成長の糧になる。振り返り、改善するスキルが身についた

前職で「できなかったこと」「うまくいかなかったこと」の経験が、現在の成長につながっていると感じます。その経験をもとに、「なぜできなかったのか」を振り返り、改善していくスキルがクヌギで身につきましたね。
入社時点では、「こういう仕事をしたい」「こんなキャリアを築きたい」とう強いイメージは持っていませんでした。ただ、自分に必要なことを突き詰めていくうちに、できることややりたいことの幅が広がっていった感覚があります。
成長意欲があれば、それに応じた仕事をどんどん任せてもらえる環境があるのが、この会社の魅力です。現在関わっている業務は、入社時には想像していなかったものも多く、期待以上の成長機会を得られています。スキルを磨き、マーケターとしてキャリアを築きたい人にとって、非常に良い環境だと思います。

テクニカルSEOコンサルタントのある一日のスケジュール
- 09:30
出勤・Google検索セントラル、海外SEO情報ブログなどから情報収集
- 10:00
サイトの状況確認(対策キーワードの順位・施策の実装状況など)
- 11:00
調査(サーチコンソール、アナリティクスなどを使った自社分析・競合分析・サードパーティーツールなどを使った分析)
- 12:30
ランチ(1時間)
- 13:30
午前中の調査の続き
- 16:00
調査結果をもとに施策検討
- 17:00
資料作成
- 18:30
タスク整理・退勤